2023年7月15日に行われた、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の授業に、APNセンターの富坂センター長が講師として参加し、「環境と防災に関する国際協力」をテーマに講義を行いました。同研究科の授業へのAPNセンターの参加は今回で4回目となりますが、本講義には13名の学生が参加しました。
富坂センター長からは、APNセンターの紹介に続き、環境省での勤務経験から、環境問題は過去の公害問題から近年は気候変動に移行していること、気候変動対策の緩和と適応、災害廃棄物処理の進捗状況について説明がありました。また、災害対応の現場について、海外編（2020年モーリシャスの油流出事故）、警察編（災害時における警察活動）、原子力災害編（放射線モニタリング）について事例紹介がありました。
本講義を通して、防災を専門に学ぶ学生の皆さんにとって、環境や国際協力の視点も学んでいただき、何か気付きを与えるきっかけとなれば幸いです。
APNでは、今後とも周辺の関係機関や大学の研究機関などと連携しながら、県民の皆さんと地球環境や気候変動問題についての認識を深めるための取り組みを進めていく予定です。