富坂隆史センター長及びリンダ・アン・スティーブンソン研究推進課課長は、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に参加しました。
APNの持続可能な開発のための途上国における科学的能力開発・向上プログラム/発展のための総合研究およびアクションのプロジェクト・リーダーを務めるMr Rohit Magotraにより、「脆弱なコミュニティに焦点を当てた適応計画を通した熱の不均等な分布の是正」と題したサイドイベントが開催されました。このイベントではスティーブンソン課長が司会を務め、脆弱なコミュニティにおける熱ストレスの影響、また、熱の不均等な分布を是正するための熱適応ニーズ及び解決策に着目して議論が進められました。プロジェクトの詳細は、CBA2021-07-Magotraをご覧ください。
また、国立環境研究所、環境省及び公益財団法人地球環境戦略研究機関が主催し、APNが共催した「アジア太平洋地域における最新の科学的知見に基づく国家適応計画の策定とその実施 – 適応に関する世界目標(GGA)の達成に貢献する適応策の推進体制の構築に向けて」と題するサイドイベント(AP-PLAT* セミナー)に参加しました。本セミナーは、ジャパンパビリオンにてハイブリッド形式で開催され、85名が参加しました。詳細は、報告書(英文)をご覧ください。
上記に併せ、APNは、加盟国のメンバー及び関連機関の代表者に会い、また下記を含む多様なイベントに参加し、APNの年次公募プログラム、及び、今後出版予定の損失及び損害(ロス&ダメージ)に関するAPNプロジェクトに関する特別号に係る情報を提供しました。
- 南アジア・レジリエンス・ハブ「Key messages from frontline champions to COP27 from different geographies in South Asia」
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構「Current status and future perspectives on greenhouse gas emission mitigation and impacts」
- 国際気候変動開発センター、グローバル・グリーン成長研究所「National capacity in the LDC countries for accelerated climate action」
- 世界気象機関「Climate information for decision making」
- 太平洋地域環境計画事務局「Strengthening climate resilience in the Pacific through capacity building and training」
* アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム(AP-PLAT)