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アジア太平洋地球変動研究ネットワーク

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兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科への授業参画(開催報告)

2021年6月12日に行われた、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の授業に、塚田センター長が講師として参加し、「環境問題(気候変動)と防災の統合的取組」をテーマに講義を行いました。

本講義は、2021年1月12日、APNセンターが同研究科の授業に初めて参加したのに続いて実施されました。新型コロナウィルス感染症に係る緊急事態宣言が発令中であったため、オンラインでの開催となりましたが、6名の学生が参加しました。

塚田センター長からは、近年の異常気象頻発と「気候危機」、持続可能な社会に向けての国際的潮流、気候変動対策(緩和策・適応策)、気候変動と防災の統合的取組の必要性・重要性、関連するAPN支援プロジェクト等についての紹介がありました。さらに、インドネシアの環境をめぐる現状について、現地での活動体験を踏まえての紹介がありました。

講義に続いて、質疑応答が行われました。学生からは、2050年の脱炭素目標の達成に向けて若い世代にできることは何か、新型コロナウィルス蔓延を受けた2020年CO2排出量の減少予測に関連して、テレワークなど家庭で過ごす時間の増加によりCO2排出量が増加する要素があるのではないか、インドネシアを含む開発途上国でごみの不法投棄をなくすにはどのような取り組みが必要か、等の活発な質疑がありました。本講義を通して、防災を専門に学ぶ学生の皆さんにとって、気付きを与えるきっかけとなれば幸いです。

APNでは、今後とも周辺の関係機関や大学の研究機関などと連携しながら、県民の皆さんと地球環境や気候変動問題についての認識を深めるための取り組みを進めていく予定です。