2021年2月9日、APNは、第24回政府間会合及び科学企画グループ会合をオンラインにて開催しました。アジア太平洋地域の加盟国18ヶ国を始め、欧州や北米より、55名の加盟国政府の代表者、科学企画グループメンバー、招聘専門家、オブザーバー及び事務局職員が参加しました。
本会合では、第4次戦略フェーズ期間（2015-2020年）における、減災及び持続可能性を含む、地球変動に係る国際的な取り組みに対するAPNの貢献をまとめた、第4次戦略フェーズ報告書を承認しました。
また、本会合では、第5次戦略フェーズ期間（2020-2024年)におけるAPNの活動の方向性等を定めた、第5次戦略計画を承認しました。当該計画では、COVID-19パンデミック以降の世界において、レジリエントで、持続可能で、安全及び公平な「より良い将来を見据えた復興（Build forward better）」に寄与するため、関係機関との連携及び活動の更なる強化を通した、地域共同研究及び能力開発の促進を目指すこととされています。（第5次戦略計画の仮訳は、こちらをご覧ください。）
更に、本会合では、業務の合理化及び組織の効率化を目的とした、APNの枠組文書の改訂を承認しました。
また、この機会を活用して対話型セッションも開催し、国際科学組織連合（ANSO）、アジア太平洋適応情報プ ラットフォーム（AP-PLAT）、世界気候研究計画-統合地域ダウンスケーリング計画（WCRP-CORDEX）、東アジア・アセアン経済研究センター（ERIA）、Future Earthアジア地域センター、北太平洋海洋科学機関（PICES）の代表者が、各組織及び活動の概要を発表しました。