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アジア太平洋地球変動研究ネットワーク

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第23回政府間会合及び科学企画グループ会合の開催報告

2018年7月11-12日、APNは、第23回政府間会合及び科学企画グループ会合をタイ・バンコクで開催しました。アジア太平洋地域の加盟国22ヶ国を始め、欧州、南米より、計24ヶ国、47名の加盟国政府の代表者、科学企画グループメンバー、招聘専門家及びオブザーバーが参加しました。

本会合は、APNの助成事業である「地域支援型公募プログラム(CRRP)」に応募のあった61件のプロポーザルの中から11件のプロジェクトに対する助成を承認し、また、昨年度採択されたプロジェクトのうち、8件の継続を承認しました。同様に、「持続可能な開発のための途上国における科学的能力開発・向上プログラム(CAPaBLE)」に応募のあった60件のプロポーザルの中から10件のプロジェクトに対する助成を承認し、また、昨年度採択されたプロジェクトのうち、4件の継続を承認しました。

併せて、以下の事項を承認・合意しました。

  • 第21回政府間会合にて発足したタスクフォースが進めてきた定款の改正を合意。これにより、政府間会合の開催が隔年開催となり、一部の権限が運営委員会に委譲される一方、サブ地域委員会を毎年開催し、サブ地域ごとに加盟国による優先課題やニーズの把握及び選定を促進。
  • 第4次戦略期間(2015年-2020年)のレビュー、また、第5次戦略期間(2020年-2025年)の策定を検討するタスクフォースを発足。
  • 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、パリ協定、持続可能な開発目標(SDGs)等の取り組みに貢献するため、継続して若手研究者の能力開発、更に政府関係者及び科学者の対話を強化。

本会合では、対話型セッションとして、①タイにベースを置く若手研究者13名が「持続可能な都市及びコミュニティーの構築」をテーマとした研究結果を発表、また、②東南アジア諸国連合生物多様性センター(ACB)、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)バンコク地域センター、全アメリカ地球変動研究機関(IAI)、国連環境計画アジア太平洋地域資源センター(RRC.AP)、及び、世界気候研究計画(WCRP)の代表者が、地球変動に対応するための国際的な取り組みにおいて、相互の経験や人的資産を補完し共同努力する戦略的な関係をAPNと如何に構築することが出来るかについて、それぞれ発表を行いました。

新たに助成が承認されたプロジェクトに関しては、英文ホームページをご覧下さい。