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アジア太平洋地球変動研究ネットワーク

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北摂SATOYAMA国際セミナーの開催報告

2017年11月18日、APNは、兵庫県阪神北県民局、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)及び北摂里山博物館運営協議会とともに、「北摂SATOYAMA国際セミナー:地域資源の循環 – 地域の活性化と里山資源を活用したビジネスの可能性 – 」を宝塚市で開催しました。当日は、120名を超える多くの方々が参加しました。

台湾からお招きした張聖琳(Shenglin Chan)国立台湾大学教授は、持続可能な茶づくりを通した坪林地区の里山の保全の可能性について報告しました。続いて、インドネシアからお招きしたMisool基金財団及びMisoolエコリゾート創立者であるMarit Miners氏は、インドネシアの離島、Misool島の自然環境を守るために夫妻で始めた持続可能なエコツーリズムについて発表しました。

また、日本国内からは、一般社団法人アシタカ代表理事の赤木直人氏が、岡山県真庭市中和地区で取り組んでいる里山資源を活用したスモールビジネスの取り組み(薪ボイラの燃料供給、いぶりがっこの製造など)を、また大谷雄治兵庫県温暖化対策専門員が、淡路島での放置竹林の資源化プロジェクトについて報告しました。

最後のパネルディスカッションでは、兵庫県立人と自然の博物館の中瀬勲館長のコーディネートの下、パネリストならびに聴衆者の皆様とともに、里山・里海の地域資源を活用した経済活動が直面する課題や今後の展望について議論しました。